
作編曲の話題なって、
椎名林檎→Burt Bacharach&Harold David→Carpenters
という流れでいろいろ話した。
生徒さんも自分もお互い幼少期にCarpentersをよく聴いてた
ということで、お互いの好きだった思い出の曲を流しながら
「ここ!いいよね〜」と語り合う。
「Rainy Days and Mondays」をかけたところで、
もうかなり聞いてなかったであろう曲なのに
Bob Messengerのサックスソロを完璧に口ずさめたり、
Karenの低い声を聴いて泣きそうになったり、
Carpentersを通じて、自分の音楽人生を振り返っていた。
生徒さんがCarpentersの曲を彼らのオリジナルだと思っていたので
Roger Nichols&Paul Williams→Leon Russell→John Bettis
など、曲をかけながら説明してたら止まらなくなった笑
でもこの時間、音楽を通じて生徒さんと自分の人生をお互いに話し合い共有することが
僕が音楽を続けている大きな理由かもしれないなと思ったら
以前ネットで見た記事を思い出した。
全盲にもかかわらず、年に何十回も美術館に通う
白鳥建二さんのおはなし。
・全盲で美術館を楽しむ白鳥さん。「見えないから大変」の言葉がしっくりこない
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d75fda2e4b07521022f1c41
・全盲の白鳥さんと一緒に美術館賞をしてみたら、たくさんの会話が生まれました
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d75fda5e4b0fde50c294682
その中の一節、
『視覚障害者と晴眼者が共に芸術を鑑賞することのゴールとは、作品を通して各々の人生を共有することではないだろうか』
iimaのライヴ「iimaな時間」や
音楽レッスンやワークショップ「話すように演奏する」でも
演奏より話が長い!笑、というスタイルになるのは
音楽を聴いてもらうだけでなく、より深く
みなさんと人生を、世界を共有したい。
そういうことなんだろうな。